【心と目を癒すお寺】柳谷観音(やなぎだにかんのん)

山の緑に包まれた静かな場所に、心と目を癒すお寺・柳谷観音があります。
眼病平癒の観音さまとして親しまれ、季節の花が彩る花手水がそっと迎えてくれます。
やさしい風とともに、自分をいたわる時間を過ごしてみませんか。
Contents
眼病平癒と花手水の聖地、長岡京の隠れた名刹

京都・長岡京の奥座敷にひっそりと佇む「柳谷観音(楊谷寺)」は、眼病平癒のご利益で古くから信仰を集めてきたお寺です。
なお、正式名称は「楊谷寺(ようこくじ)」ですが、古くから「柳谷観音(やなぎだにかんのん)」の名で親しまれてきました。
地元の人々や参拝者にとっては、ご本尊の観音さまのお名前をとった「柳谷観音」の呼び方のほうがなじみ深いようです。
弘法大師・空海によって開かれたと伝わり、千年以上にわたり「目の観音さま」として親しまれています。
境内は自然豊かで、四季折々の花が訪れる人の心をなぐさめ、癒してくれます。特に美しく彩られた花手水や、眼に良いとされる霊水「独鈷水(おこうずい)」は、訪れる人の心をすっと清めてくれるようです。
霊水・独鈷水と「目の観音さま」への祈り

柳谷観音を訪れたらぜひ立ち寄りたいのが、弘法大師が岩を打ち抜いて湧かせたと伝わる独鈷水(おこうずい)。目を洗うことで眼病が癒えると信仰され、遠方からも多くの参拝者が訪れます。
本堂では、慈悲深い観音さまに目の健康を願い、お守りや祈祷も受けることができます。
花手水と四季の彩り


境内の随所に設けられた花手水(はなちょうず)は、訪れるたびに違う表情を見せてくれます。春の桜、初夏の紫陽花、秋の紅葉、冬の椿など、季節の花が手水鉢を彩り、SNSでも大きな話題に。
特に「あじさいウィーク」には、境内全体がカラフルな紫陽花に包まれ、多くの人がカメラを手に訪れます。
隠れた癒しの名所へ、静けさに包まれて

山間の道を進んだ先にある柳谷観音は、観光地の喧騒とは無縁。苔むした石段や山門、竹林に囲まれた境内を歩いていると、時がゆっくりと流れていくような気がします。
静かな環境の中で、自分と向き合い、心を整えるひととき。そんな過ごし方が叶うお寺です。
ご利益
・眼病平癒
・心身の浄化
・健康長寿
・ストレス軽減や癒し
2025年6月1日~30日 あじさいウィーク開催
柳谷観音(楊谷寺)は、「あじさいの名所」としても知られ、毎年6月には「柳谷観音 あじさいウィーク」が開催されます。山の斜面をいかした境内には、約5,000株ものあじさいが咲き誇り、見渡すかぎりの花景色に。上書院からの眺めや、花手水の彩りも見どころのひとつです。
静かな山寺で、心を整えるあじさい時間を過ごしてみませんか?
楊谷寺(柳谷観音)|基本情報
- 所在地:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
- 拝観時間:9:00〜17:00(最終受付16:30)
- 楊谷寺(柳谷観音)ホームページ:https://yanagidani.jp/
柳谷観音フォトギャラリー






















































