白峯神宮で願う、上達とご縁の祈り──蹴鞠の神様と静かなひととき

京都・今出川の町を歩いていると、静けさの中にたたずむ白峯神宮に出会います。スポーツや芸事の上達、そして「推し」の活躍を願う人まで訪れる、少し特別な神社。境内には、努力を応援するあたたかな空気が流れていました。
由緒ある神社、静かな町角に

白峯神宮は、1868年(明治元年)に明治天皇の勅命によって創建された神社です。ご祭神には、崇徳(すとく)天皇と淳仁(じゅんにん)天皇の二柱が祀られています。なかでも崇徳天皇は、真摯に物事に向き合う人々をそっと見守る存在として、多くの人に信仰されています。
蹴鞠の神様として、現代の願いに寄り添う


この神宮を特別なものにしているのが、「精大明神(せいだいみょうじん)」の存在です。平安時代の蹴鞠の神様とされ、今ではサッカーをはじめとしたスポーツ全般の守護神として知られています。境内には、蹴鞠の碑も置かれており、サッカー選手やクラブチームの絵馬が並ぶ光景も見られます。
季節を感じる境内と、心を込めたお守り


こぢんまりとした境内ながら、春には桜、秋には紅葉が彩りを添え、季節ごとの美しさも魅力のひとつです。スポーツ御守や、丸い形の絵馬など、ここならではの授与品も充実しており、手に取るだけで背中を押してもらえるような心強さがあります。
白峯神社には、がんばる人にそっと寄り添ってくれるような温もりがあります。誰かのために願うこと、自分の夢に向かって一歩を踏み出すこと──その想いを、ここでかたちにしてみませんか。静かな時間の中で、あなたの願いと向き合える、そんなひとときが待っています。
白峯神宮(しらみねじんぐう)|基本情報
所在地:京都市上京区今出川通堀川東入飛鳥井町261
アクセス:市バス「堀川今出川」下車すぐ、または地下鉄「今出川」駅より徒歩約8分
拝観時間:8:00〜17:00
拝観料:無料
公式サイト:https://shiraminejingu.or.jp/