【5月なのに真夏日!?】京都の暑さ、油断できません!〜真夏日・猛暑日をデータで見る〜

5月といえば、新緑がまぶしくて風が気持ちいい季節……のはずですが、最近は様子がちょっと違います。
なんと、5月なのに京都市で30℃を超える「真夏日」予想が出ることも!
「まだ春のつもりで来たのに、日中は汗びっしょり…」なんてこともあるこの頃。
今回は、京都の暑さ事情について、データを交えてご紹介します。
Contents
■「真夏日」「猛暑日」って?
真夏日(まなつび):最高気温が30℃以上の日
猛暑日(もうしょび):最高気温が35℃以上の日
どちらも日中の暑さが厳しい日ですが、京都では近年、5月や4月でも真夏日になることが増えてきました。
■京都市の真夏日・猛暑日の年間日数(最近の傾向)
気象庁のデータを参考にすると、ここ数年の京都市の年間記録は以下のような傾向です:
真夏日(日数):年間70〜100日前後
※昨年(2024)は102日!!
猛暑日(日数):年間20〜50日前後
※昨年(2024)は54日!!
特に2020年代以降は猛暑日が増加傾向。
市街地はアスファルトの照り返しもあり、体感温度はさらに高く感じます。
■5月の真夏日ってどれくらいあるの?
「5月に真夏日なんて珍しい…」と思いがちですが、実は京都では過去にも複数回観測されています。
2022年5月29日:33.5℃(5月としては観測史上6位)
2019年5月25日:34.2℃(5月としては観測史上2位)
さらに、2024年はなんと4月に真夏日を記録!
(2024年4月28日:30.6℃)
季節感が前倒しになっているのを肌で感じますね。
■暑さにご用心。京都観光の服装&対策アドバイス
京都は湿気も多く、日中の日差しが強烈。
5月とはいえ「夏服+日傘+水分補給」がおすすめです。
おすすめアイテム:
通気性のよいワンピースやブラウス
麦わら帽子 or 日傘
凍らせたペットボトル or 冷却スプレー
祇園など石畳エリアでは歩きやすいサンダル or スニーカー
■おわりに|春と夏が重なる、ちょっと不思議な季節
初夏の京都は、青もみじと強い日差しが共存する不思議な季節。
気候変動を感じる場面もありますが、それもまた今の京都の「今」なのかもしれません。
涼しい朝夕に風情を楽しみつつ、日中はしっかり暑さ対策をして、
快適な京都旅をお過ごしくださいね。