写真は全て著者が実際に訪れて撮影した「えんゆい京都」の宝物です。写真・文章の無断転載はご遠慮ください⛩️

寺社仏閣めぐり

【世界遺産】高山寺と鳥獣戯画 紅葉に包まれる癒しの山寺

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趣ある高山寺の入り口

京都・栂尾(とがのお)にたたずむ高山寺(こうさんじ/こうざんじ)は、世界遺産にも登録された歴史ある古寺。
「鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)」で知られるこのお寺は、自然に囲まれた静かな空間で、心を落ち着けたいときにぴったりの場所です。

鳥獣戯画のふるさと

想像がふくらむ鳥獣戯画の世界

高山寺といえば、やっぱり「鳥獣戯画」
ウサギやカエルが相撲をとったり、遊んでいる姿が描かれたユーモラスな絵巻は、日本最古の漫画とも呼ばれています。
本物は国宝として保存されていますが、境内ではレプリカでその世界観を楽しめます。

国宝・石水院(せきすいいん)

高山寺の見どころのひとつが、国宝に指定されている「石水院(せきすいいん)」。
この建物は、明恵上人(みょうえしょうにん)時代の唯一の遺構で、鎌倉時代の禅宗様式を伝える貴重な遺構です。

縁側からは山々の緑や秋の紅葉を望むことができ、開け放たれた書院からの眺めは格別
中には明恵上人の座像や、鳥獣戯画の複製パネルも展示されており、静かな空間の中で歴史や文化をじっくりと感じることができます。

紅葉の名所としても人気

秋になると境内は紅葉のトンネルに包まれ、まるで絵巻の中に迷い込んだような幻想的な景色が広がります。
ひっそりとした参道や石段、苔むした屋根に舞い散るもみじは、京都の秋を象徴する美しさです。

茶道と栂尾

高山寺のある栂尾(とがのお)は、茶の発祥地のひとつともされており、明恵上人(みょうえしょうにん)が中国から持ち帰ったお茶を育てた場所として知られています。
お茶好きさんにはぜひ訪れてほしい、日本茶とご縁の深い土地でもあります。

高山寺|基本情報

名称:高山寺(こうさんじ/こうざんじ)

所在地:京都市右京区梅ヶ畑栂尾町8

アクセス:京都駅からJRバス「栂ノ尾」下車すぐ

拝観時間:8:30~17:00(季節によって変動あり)

拝観料:石水院(せきすいいん)拝観:大人1000円

公式サイト:https://kosanji.com

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20年以上も前から京都に魅せられ、今では春夏秋冬、季節ごとに京都を訪れて、五感で京都を楽しんでいます☆*・゚ 寺社仏閣やカフェ、桜や紅葉などの四季の風景をふんわりと。 ここでご縁がつながりますように、心を込めてお届けします。
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