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寺院

【静けさに心ほどける】侘びと美の世界、銀閣寺さんぽ。

mimiko

きらびやかな金閣寺に対し、銀閣寺(ぎんかくじ)は、しっとりとした美しさが魅力。
華やかさではなく、静けさのなかに宿る美――そんな世界に、ふわりと心が吸い寄せられます。
喧騒を離れて、自分と向き合うようなひとときを。
今回は「えんゆい京都」目線で、銀閣寺の魅力をご紹介します。

正式名称は「東山慈照寺(とうざんじしょうじ)」

銀閣寺は、室町幕府八代将軍・足利義政が建てた山荘「東山山荘」が始まり。
義政の死後、慈照寺(じしょうじ)という名の禅寺となり、その象徴となったのが、現在の銀閣(観音殿)です。
実際には銀箔は使われていませんが、その“控えめな美”こそが、多くの人の心を惹きつけています。

侘び寂びを感じる庭園と白砂

銀閣と白砂:「きらめきじゃなく、静けさに出会う。」

銀閣寺の魅力は建物だけではありません。
「銀沙灘(ぎんしゃだん)」と呼ばれる白砂の波紋や、富士山を模した「向月台(こうげつだい)」は、静かなのにどこか心を打つ景色。
苔むした庭や、季節の草花が彩る小道を歩くと、まるで時がゆっくりと流れているかのようです。

高台から見下ろす京都の風景

展望台からの眺め:「あの人も見ていた、京都の空。」

庭園の奥にある展望台からは、銀閣寺の全景と京都市内を見渡せます。
ここに立つと、足利義政が見つめていた風景を、そっと共有できるような気がします。
風が気持ちよく抜けていく高台で、深呼吸を忘れずに。

銀閣寺と季節のうつろい

色づく秋と、銀閣のやさしい時間。心までぽかぽかになる紅葉さんぽ

銀閣寺は、季節の移ろいがとても美しい場所。
春のやさしい緑、夏の深い苔、秋の紅葉、冬の静謐な雪景色――どの季節も、その静けさの中に、心がほどけていくような魅力があります。
カメラを構えるより、目に焼きつけたくなる風景です。

銀閣寺 基本情報

  • 正式名称:東山慈照寺(とうざんじしょうじ)
  • 通称:銀閣寺(ぎんかくじ)
  • 住所:京都市左京区銀閣寺町2
  • アクセス
     ・市バス「銀閣寺道」下車 徒歩約10分
     ・叡山電鉄「出町柳駅」から徒歩約30分(哲学の道を通っても◎)
  • 拝観時間
     ・夏季(3月1日〜11月30日):8:30〜17:00
     ・冬季(12月1日〜2月末日):9:00〜16:30
  • 拝観料
     ・大人(高校生以上):500円
     ・小・中学生:300円
  • 公式サイトhttp://www.shokoku-ji.jp/ginkakuji/
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20年以上も前から京都に魅せられ、今では春夏秋冬、季節ごとに京都を訪れて、五感で京都を楽しんでいます☆*・゚ 寺社仏閣やカフェ、桜や紅葉などの四季の風景をふんわりと。 ここでご縁がつながりますように、心を込めてお届けします。
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