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読み物・コラム

東海道五十三次(とうかいどう・ごじゅうさんつぎ)とは?

mimiko

名前は聞いたことあるけれど、「東海道五十三次」って何?

昔の人たちは、江戸から京都までを歩いて旅していたって知っていますか?
その道のりには、53の宿場町があり、旅人たちはそこを一つずつ通っていったのです。

そんな道の風景を描いたのが、浮世絵師・歌川広重(うたがわ ひろしげ)
色彩豊かでどこかやさしいその絵は、今でも多くの人に愛されています。

このページでは、「東海道五十三次」ってどんなもの?という基本から、広重の絵、そして現代の風景とのつながりまで、わかりやすくご紹介します。

1. 東海道=江戸から京都へのメインストリート

  • 「東海道(とうかいどう)」とは、江戸(東京)から京都へと続く道のこと。
  • 江戸時代には五街道(ごかいどう)という大動脈があり、その中でも一番にぎわっていたのが東海道です。
  • 現在の「国道1号線」とほぼ重なっていて、総距離は約492km(約500km)あります。

2. 五十三次=53の宿場(しゅくば)町のこと

  • 「次(つぎ)」は“宿場”のこと。
  • 宿場とは、旅人が泊まったり、休憩したり、荷物を運ぶ馬を乗り換えたりする中継地点です。
  • 江戸の出発点「日本橋」から、京都の「三条大橋」までにある53の宿場町を「五十三次」と呼びます。

3. 歌川広重が描いた「東海道五十三次」はその道の浮世絵シリーズ

  • 江戸時代後期の浮世絵師・歌川広重(うたがわ ひろしげ)が描いた有名な浮世絵シリーズ。
  • 各宿場の風景や名物、旅人の姿などが、情緒たっぷりに描かれています。
  • 今でいう“旅のガイドブックのビジュアル版”のような存在!
  • その浮世絵があまりにも人気だったため、「東海道五十三次=広重の絵」として知られるようになりました。

まとめ:東海道五十三次とは?

江戸・日本橋から京都・三条大橋まで、約500kmの旅路には、当時の風景や人々の暮らし、そして旅の情緒がぎゅっと詰まっています。

その宿場ごとの風景を、浮世絵師・歌川広重が色鮮やかに描いた「東海道五十三次」シリーズは、見る人の心を引きこみ、今も旅心をくすぐってくれる名作です。

歩いてみると、広重の絵に描かれた風景と、現代の空気がやさしく重なる瞬間もあるかも。
東海道は、昔も今も、旅する人の心にそっと寄り添う道です。

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20年以上も前から京都に魅せられ、今では春夏秋冬、季節ごとに京都を訪れて、五感で京都を楽しんでいます☆*・゚ 寺社仏閣やカフェ、桜や紅葉などの四季の風景をふんわりと。 ここでご縁がつながりますように、心を込めてお届けします。
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