写真は全て著者が実際に訪れて撮影した「えんゆい京都」の宝物です。写真・文章の無断転載はご遠慮ください⛩️

京都さんぽ

渡月橋|月を渡る風景に、心ほどける嵐山のひととき

mimiko

京都・嵐山のシンボルともいえる「渡月橋」。
橋の上に立つと、桂川の流れ、山々の緑、空の色、すべてがやわらかく溶けあって、時の流れがふっと緩やかになるのを感じます。
名前に込められたロマンを胸に、季節の風とともに渡るひとときをお届けします。

渡月橋とは?

「渡月橋」は、京都市右京区・嵐山に架かる全長約155メートルの橋です。

鎌倉時代、亀山上皇が「くまなき月の渡るに似る」と詠んだことが、橋の名の由来といわれています。現在の橋は昭和9年に架けられた鉄筋コンクリート製ですが、欄干は木造風に整えられ、昔ながらの風情が保たれています。


渡月橋の下を流れるのは桂川。実は、橋より上流では「大堰川(おおいがわ)」とも呼ばれており、保津川下りなどでも知られています。
地域によって名前を変えるこの川は、嵐山の風景とともに、人々の記憶に残るやさしい流れを届けてくれます。

季節ごとに移ろう風景

春は桜、夏は青もみじと川風、秋は紅葉、冬は雪景色——
一年を通して異なる表情を見せてくれる渡月橋は、いつ訪れても心に残る風景と出会えます。とくに夕暮れどき、やわらかな光が川面に映る時間帯は、旅のクライマックスにぴったり。

カップルや友人と、縁をむすぶスポットとして

周辺には人力車やカフェ、着物レンタル店なども充実していて、女子旅にもぴったり。
写真映えするスポットも多く、「ここから一緒に月を渡るように歩いていこう」なんて、小さな願いを込めて渡るのも素敵です。

基本情報(アクセス)

  • 所在地:京都市右京区嵯峨中ノ島町付近
  • アクセス:嵐電「嵐山駅」から徒歩すぐ、JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩約10分

ABOUT ME
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20年以上も前から京都に魅せられ、今では春夏秋冬、季節ごとに京都を訪れて、五感で京都を楽しんでいます☆*・゚ 寺社仏閣やカフェ、桜や紅葉などの四季の風景をふんわりと。 ここでご縁がつながりますように、心を込めてお届けします。
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