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お花図鑑|紫陽花(あじさい)
mimiko

雨に濡れて、なお美しい——
梅雨の季節、京都のあちらこちらで静かに色づく紫陽花。
見るたびに心がほどけるような、その優しい彩りと、場所ごとの表情を紹介します。
紫陽花ってどんな花?
紫陽花は日本原産の花で、梅雨の季節に見ごろを迎えます。
土の性質によって色が変わるのが特徴で、青・紫・ピンクなど、色とりどりの花が楽しめます。
花のように見えるのは「がく片」で、本当の花はその中にある小さな粒のような部分です。
京都で出会える紫陽花スポット
・三室戸寺(宇治):関西屈指の紫陽花寺。ハート形のあじさい探しも人気。

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・柳谷観音(長岡京):あじさいウィーク開催。花手水や御朱印も充実。

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・善峯寺(西山):山の斜面に広がるあじさい苑。晴れの日も雨の日も絶景。
紫陽花の色が変わる理由
紫陽花の色は、土壌の酸性度(pH)によって変わります。
・酸性土 → 青色系
・中性〜アルカリ性土 → 赤・ピンク系
同じ場所でも、数年で色が変わることもあります。
花言葉と豆知識
・花言葉:「移り気」「辛抱強さ」「家族団らん」など
・和名の由来:「集真藍(あづさあい)」が転じて「あじさい」に
・英語名:Hydrangea(ハイドランジア)
移りゆく色に、季節のリズムや心の機微が重なるようです。
梅雨の京都で出会う紫陽花は、ただの景色ではなく、どこか心を映す鏡のよう。
次の季節も、また別の花に会いに行きたくなりますね。
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