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【女子旅におすすめ】祇園祭の楽しみ方ガイド|宵山・山鉾巡行・ご利益スポットまで徹底紹介!

mimiko

山鉾がゆっくりと通りを進む、京都の夏の風物詩

京都の夏を彩る、日本三大祭のひとつ「祇園祭(ぎおんまつり)」。
千年以上の歴史を持ち、1ヶ月にわたって行われるこの祭りは、伝統文化と華やかさが融合した京都らしさの象徴です。
山鉾巡行や宵山の幻想的な風景、町家で楽しむ屏風祭、限定の御朱印や粽(ちまき)など、見どころが盛りだくさん。
この記事では、祇園祭の魅力を女子旅目線でたっぷりとご紹介します。

祇園祭とは?千年以上受け継がれる京都の伝統行事

祇園祭は、京都・東山区にある八坂神社のご祭礼として始まったお祭りで、平安時代の869年に疫病退散を願って行われた「御霊会(ごりょうえ)」が起源とされています。
当時、全国の国の数に合わせた66本の鉾を立てて神輿を送ったのがはじまりで、現在では7月1日から31日まで1ヶ月間にわたってさまざまな行事が行われます。

中でも有名なのが「山鉾巡行」と「宵山」。
期間中は京都市中心部がまるでお祭りの舞台となり、提灯に照らされた通りや、華やかな山鉾、町家の文化などを一度に楽しむことができます。

宵山とは?夜の京都を彩る幻想的なひととき

宵山(よいやま)は、山鉾巡行の前日に行われる夜のお祭りで、前祭は7月14日〜16日、後祭は7月21日〜23日に開催されます。
この期間、京都の四条通や烏丸通周辺では、各山鉾に提灯が灯され、幻想的な雰囲気に包まれます。

宵山では、屋台や風鈴の音、浴衣姿の人々でにぎわい、京都の夏らしい風情が味わえます。
また、屏風祭と呼ばれるイベントでは、町家に代々伝わる屏風や工芸品が公開され、京町家の暮らしにふれることもできます。

フォトスポットとしても人気の宵山は、浴衣で訪れるのがおすすめ。提灯のあかりの下での写真は、特別な旅の思い出になります。

山鉾巡行|“動く美術館”を間近で

祇園祭のハイライトともいえる「山鉾巡行」は、7月17日(前祭)と7月24日(後祭)の2日間に分かれて行われます。
前祭では23基、後祭では11基の山鉾が市内を巡行します。

「長刀鉾」「函谷鉾」「月鉾」「菊水鉾」などの山鉾は、それぞれ異なる意匠とご利益を持ち、装飾はまさに芸術品。
豪華な織物や金細工で飾られた山鉾は「動く美術館」とも呼ばれ、見ごたえ抜群です。

見逃せないのが「辻回し(つじまわし)」。
交差点を方向転換するために、人力で山鉾を回転させる伝統の技で、迫力満点の瞬間です。
有料観覧席も販売されているため、早めに予約すればゆっくりと鑑賞できます。

ご利益アイテム・粽・御朱印の楽しみ

祇園祭の期間中、各山鉾の会所では「粽(ちまき)」が授与されます。
これは食べ物ではなく、玄関などに飾ることで厄除けや無病息災を願うお守りです。
山鉾ごとにデザインやご利益が異なるので、集めてまわるのも楽しい体験。

また、山鉾ごとに祇園祭限定の御朱印を用意しており、御朱印帳を片手に“推し鉾”を探すのもおすすめです。

祇園祭山鉾御朱印帳

女子旅で楽しむ祇園祭のコツ

祇園祭は、浴衣姿で訪れるとより風情が感じられるお祭りです。
レンタル浴衣を利用すれば、手ぶらでもかわいくコーディネートが可能。
提灯の灯りや町家の格子戸、山鉾の装飾など、フォトジェニックな背景がいっぱいなので、ぜひカメラもお忘れなく。

暑さ対策としては、レースの日傘、扇子、ハンディファンなどがあると快適です。
また、祇園祭の時期は梅雨明け前後のため、急な雨に備えて折りたたみ傘もおすすめ。

ご利益アイテムを集めたり、浴衣で街をそぞろ歩いたり、宵山の夜に風鈴の音を聞いたり…
女子旅ならではの楽しみ方がぎゅっと詰まった、心に残る夏の思い出がきっとつくれます。

祇園祭スケジュール〈2025〉

7月の京都は、まるごとおまつり。宵山も山鉾巡行も、毎日が特別な思い出に。

  • 7/1     吉符入(きっぷいり) 祭りの準備がスタート!
  • 7/10〜13 鉾建て(ほこたて) 釘を使わない伝統の技✨
  • 7/14〜16 宵山〈前祭〉 浴衣で歩きたい夜の京都🎐
  • 7/17 山鉾巡行〈前祭〉 動く美術館がまちを巡る!
  • 7/21〜23 宵山〈後祭〉 落ち着いた雰囲気でおすすめ🌙
  • 7/24 山鉾巡行〈後祭〉+花傘巡行 舞妓さんも登場する華やかな日💐
  • 7/31 疫神社夏越祭 茅の輪くぐりで無病息災を✨

アクセス・開催概要

開催期間:7月1日〜7月31日
メイン会場:京都市中京区・下京区・東山区(四条通・烏丸通周辺)
アクセス:
・阪急電車「烏丸駅」
・地下鉄「四条駅」「烏丸御池駅」
・京阪電車「祇園四条駅」

京都観光オフィシャルサイト:https://ja.kyoto.travel/event/major/gion/

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20年以上も前から京都に魅せられ、今では春夏秋冬、季節ごとに京都を訪れて、五感で京都を楽しんでいます☆*・゚ 寺社仏閣やカフェ、桜や紅葉などの四季の風景をふんわりと。 ここでご縁がつながりますように、心を込めてお届けします。
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